別れの季節
- Taichi Mitsumoto
- 2021年3月28日
- 読了時間: 3分
人生2度目の叙々苑に行ってきました!
どれも美味しかったけれど、特にカルビが絶品!
ごちそうさまでした!

なぜ、叙々苑にいったのかというと、研究室の追いコンをするためでした。
来年度から2人の学生が企業に就職するので、教授のおごりで連れて行ってもらいました。
実はその2人のうちの1人が私の上司です。
研究室に配属されてから2年間、私の研究を支えてくださいました。
化学の知識も実験の経験もなかった私を、ここまで指導してくださって本当に感謝しています。
私の上司にあたる先輩(以下:Aさん)は、昨年の9月に博士課程を卒業しており、この半年間はポスドクとして研究室に在籍していました。
博士課程のときにはNatureに論文が掲載され、ちょっとした有名人でした。
Aさんは修士課程を修了したあとに企業で働いていた経験もあったので、化学の知識・実験のやり方・研究のノウハウ・社会人だったときの経験など、本当に色々なことを教わりました。Aさんの指導下になって本当に幸せだったと思います。
Aさんとの一番の思い出は、卒論の執筆です。
私が卒論を書いていたときに、教授に見せる前にAさんにチェックしてもらっていました。
その際、事前に卒論をAさんに見せると約束していた期日を守れず、厳しく叱られました。
当時の私は、実験と並行して論文を書くという慣れない作業に必死で、決して手を抜いているわけではありませんでしたが、Aさんに叱られたことで、自分の研究テーマは1人のものではないんだと心に刻んで、責任感を持って仕事をするようになりました。
最近になって、Aさんと卒論の頃の話をしたときに、Aさんは叱るのが苦手で、意識的に私に強く言ってくださったことがわかりました。Aさんに叱られたのは後にも先にもこれっきりで、叱られてからはより研究活動に力を入れるようになりました。
この1ヶ月は、Aさんの持っている知識やノウハウをたくさん教えていただき、化学の教科書もいただいて、これまでやっていただいたことを結果という形で示したいなと思っています。
Aさんはお酒が好きで日頃から日本酒の話を一緒にしており、追いコンではプレゼントとしてお酒を冷やすための『アイスキューブ』を贈りました。
とても喜んでくださって「就職してから暇になるから、いつでも連絡してね!」と言ってもらえて嬉しかったです。

2年間、本当にありがとうございました!
中学生の頃、合唱で歌った『虹』という歌詞に、
「僕らの別れを 誰かが出会いと呼んだ」
という一節がありました。
4月1日からは私の研究室に4人の学生が加わります。
今までAさんに教えていただいたことを、今度は私が後輩に伝えていく番です。
私がAさんの指導下になれてよかったと思ったように、後輩に私が上司で良かったと思われるような人になりたいと思います。
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