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博士課程ってなんか怖そう(1年前の私)

  • 執筆者の写真: Taichi Mitsumoto
    Taichi Mitsumoto
  • 2021年3月14日
  • 読了時間: 3分

種子島から包丁が届きました!?

ミツモトです。


今から2年前、大学3年生のときに大学のプログラムで種子島に1週間滞在しました。

『体験活動プログラム』というもので、種子島の農業・漁業・祭り・高校訪問など、色々な体験をさせていただきました。最終日には、地域活性化のために大学生目線から『どうすれば、種子島に人が集まるか』プレゼンしました。良い思い出です!


JAXA 種子島宇宙センターにて


そんな縁のある種子島では、コロナ禍によって観光客が減少し、特産品事業者が厳しい状況であることから、市役所が特産品を買い取って縁のある方に贈ってくださったのです。私は数ある特産品の中から、伝統工芸品の種子包丁をいただきました。

心から感謝申し上げます。




さて、本題に入ります!



みなさん、「博士課程」にどのようなイメージを持ってますか?

ポジティブなイメージを抱く人もいれば、ネガティブなイメージを抱く人もいると思います。そもそも博士課程とは何なのか知らない人も多いのではないでしょうか。


私の知り合いからは、

「博士課程って、つまり博士だよね。笑」

「まだ勉強する意欲があるのすごいね。」

「就職したくない人が行くんじゃないの?」

「陰キャ多そう。笑」

「博士課程に行っても、ポスドクにはなるなよ!」

など、

色々な意見を聞きます。


ちなみに私は、「密閉された空間でひたすら実験して精神が病みそう、、、」というネガティブなイメージを抱いていました。


しかし、同じ研究室の博士課程の先輩方を見て考えが変わり、私は約半年前から博士課程に進学するか就職するか、いろいろな人に相談しました。(ex. 研究室の先輩、バイト先の店主とお客さん、サークル同期、中学高校同期など)

この半年間で知った博士課程のこと・自分の考えを何回かに分けてまとめていきたいと思います。



まずは、博士課程とはなんなのか?です!

(自分の解釈)



一般的に、大学を卒業し次のステップに進学すると修士課程(2年間)になります。

博士課程(3年間)は修士課程の次のステップであり、自立して主体的に研究することが求められる立場です。


それぞれ求められる力は

【修士課程】

ある仮説に対して、その仮説を検証するためにデータを取得し、分析する力が求められる。

【博士課程】

ある分野における課題を発見し仮説を立て、その仮説を検証するためにデータを取得し、分析する力が求められる。


と区別できます。


両者の違いは「課題を発見し仮設を立てる」点です。

「課題を発見する」には、専攻分野に関する網羅的な知識が必要とされます。

さらに、その課題を解決するための「仮説を立てる」ためには、高度な論理的思考が必要です。

このように研究を1から10まで自分の力でやりきり、専攻分野における価値ある結果を論文にまとめることで、博士号という称号をもらえます。

(化学系は学術論文3報が卒業の目安)


これが博士課程です!かっこいい!


「課題発見能力」「仮説設定能力」は学問に限らず、あらゆる場面で必要です。

博士課程は専門知識ばかりに目が行きがちですが、社会で活躍する上で重要な力を身につけることができます。それを20代のうちに経験できるのは、とても美味しいことですよね!?



具体的にどういう活動をしているかというと、

私の研究室の博士課程学生は、

実験  :6割

論文読む:2割

議論  :1割

資料作成:1割

という印象です。


授業を殆ど取らなくていいので、3年間を自由に使えます!

自由には責任が伴いますが。笑


博士課程についてなんとなくのイメージでなく、正しい姿を知ってもらえると嬉しいです。

次は、博士課程のメリット・デメリット・日本と海外の差など書く予定。


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